「もう方法はこれしかない。」
そう思い込んでしまった経験はありませんか。
実は私にも、人生の大きな分岐点で、ほかの選択肢がまったく見えなくなっていた時期がありました。
あのときの小さな気づきが、その後の人生を大きく変えることになったのです。
今日は、「見方を変えることの大切さ」についてのひとりごとです。
あの時の気づき
両親の介護のため退職を決意
会社員時代、母が大病を患い、父も認知症の症状が出始めました頃、私は会社を辞めることしか考えていませんでした。
「遠方に住む私が田舎へ帰り、介護をするしかない。」
そう思い込み、退職願いを持って社長のところへ行きました。

「選択肢は一つだけかい?」
すると、社長は静かにこう言いました。
「選択肢は一つだけかい?」
「あなたが帰るのではなく、ご両親をこちらへ呼ぶという方法は考えられないの?」
見方が変わった瞬間

その言葉を聞いたとき、頭の中が一瞬止まりました。
両親は長年住み慣れた土地を離れたくないだろうと思ってましたから、当然「私が帰る」という選択肢しかなかったのです。

でも、それは私が勝手に決めつけていただけだったんです!
「こっちで一緒に暮らさない?」って思い切って両親に相談してみると、意外な言葉だったんです。
「いいのかい、じゃあそうさせてもらおうかな」ってすんなりと受け入れてくれたのです。
年老いた両親、しかもガンの手術を控えた母と、ときどき認知症の症状が出る父にとって、転院の手続きや引っ越しの準備を進めるのは難しいと判断しました。
そこで私が何度も何度も遠方の実家とこちらを往復し、一つひとつ手続きを進めながら、無事に両親を迎え入れることができました。
仕事と介護の両立
結果として、私は仕事を辞めることなく、両親を介護しながら、数年後、悔いなく二人を見送ることができました。
両方のことを同時に進めるのは大変な時期ではありましたが、親を看取るというのは誰もがいつか向き合うことです。
大変だった分、やり切ることができたという安堵の気持ちが今でも残っています。

選択肢は一つではなかった
一つの出来事でも、受け止め方は人それぞれ。
事実は一つでも、解釈は人の数だけあるのかもしれません。
あのとき社長が「別の見方」を教えてくれなかったら、私の人生はまったく違うものになっていたかもしれません。
それ以来、何かに行き詰まったときは、自分に問いかけるようにしています。
「その出来事、本当に一つの見方だけですか?」
体験のまとめ
おわりに
今回の記事を書きながら思い浮かんだ短い言葉を残しておきます。
ひとつの思い込みの外側に
見えているものが すべてだと思っていた
でも そうではなかった
ひとつの出来事にも いくつもの顔がある
気づくかどうかで
人生は少しずつ変わっていく
ウェイン・ダイアーさんの名言
ものの見方を変えれば、
見ているものが変わる
※ウェイン・ダイアさんの言葉より引用













