新しいことに挑戦する機会は、思いがけないところから訪れることがあります。
今回は、会社の季刊誌で突然のピンチに直面したことから始まった、クロスワードパズル作成への挑戦。
「たかが言葉合わせ」と思っていた作業は、実は「されど言葉合わせ」の奥深さがありました。
本記事では、この経験で得られた新たな発見と達成感についてお伝えします。
- 予期せぬきっかけが新たな挑戦の始まり
- 創作過程での知的刺激
- 試行錯誤から生まれる工夫
- 身近な挑戦から広がる可能性
クロスワードパズル作成との出会い
なぜクロスワード作成に挑戦することになったのか
会社の季刊誌制作に携わる中で、突然のピンチが訪れました。
1ページ分の記事が掲載できなくなり、急きょ代替コンテンツが必要になったのです。
以前、クリエイターが集まるクラウドソーシングサービス「ココナラ」でクロスワードパズルを外注した経験がありました。
ココナラは、イラスト作成やライティング、プログラミングなど、様々なスキルを持つクリエイターに仕事を依頼できるサービスです。
当時、気持ちの良い対応をしていただき、成果物も大変満足いくものでしたので、今回も同じ方に依頼しようかと考えていました。
しかし、ふと「自分でも作れるのでは?」というチャレンジ精神が湧いてきたのです。
パズルを解くことはありましたが、作る側になるのは初めての経験。
外注していた時のパズルは7×7マスのサイズでした。
「同じサイズなら参考にもなるし、まずは7×7で挑戦してみよう」と意気込んで取り組み始めました。
クロスワードパズルと脳の活性化の関係
クロスワードパズルを解くことは、脳に良い刺激を与えるとよく耳にしますよね。
ですが、実はパズルを「作る」側になると、その効果はさらに強力になるのです。
頭をフル回転させるので、結構な頭脳運動になるんです。
私も最初は7×7マスのパズルづくりにチャレンジしました。ところが、最後の仕上げでうまく単語がはまらず、何度も何度も試してみたものの、解決できず苦戦続き……。
そこで思い切ってサイズを5×5マスに縮小することにしました。
正直、クロスワードパズルといえば、ただ単語を組み合わせるだけだろうと思っていたんです。
でも、実際に手を動かしてみると、これがなかなかの難題!シンプルそうに見えて、奥が深いんだなあと実感しました。
それでも、なんとか5×5マスのパズルが完成した時は、本当に嬉しかったですね。
「やったー!」と思わず声に出して、思いっきりガッツポーズをしてしまいました。
こんなに達成感を味わったのは久しぶりでしたよ!
この体験を通じて、自分の脳が確かに活性化していると実感しました。頭の使いどころが多かったせいか、その後何だか気分もすっきりした感じです。
ちなみに、完成したパズルはこんなイメージです(詳しい内容は載せられませんが……)。パズルを作るって楽しいですよ!ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか?
作成者と解く人、両方の視点で得られる効果
パズルを作成する過程で、解く人の立場に立って考えることの大切さを実感。
単に言葉を並べるだけでなく、「これは解きやすいだろうか」「ヒントの表現は適切か」など、常に相手の視点を意識する必要があります。
これはブログ運営と一緒ですね。
この経験から、パズルを作る側と解く側、双方の視点を持つことで、より深い思考力が養われることを発見。
作る側は全体のバランスを考え、解く側の楽しみを想像しながら進めていく…このような思考プロセスは、日常生活やブログ運営でも活かせる貴重な学びとなりました。
クロスワードパズル作成の基本
必要な準備物(デジタル・アナログ両方)
クロスワードパズル作成に必要な準備は、意外とシンプルです。
まずアナログの場合、紙とペン、消しゴムがあれば始められます。私の場合、最初は適当な紙に手書きでマス目を書き、鉛筆で文字を入れていきました。
デジタルでの作成には、エクセルが便利です。セル装飾が簡単にできるため、見やすいパズルが作れます。
私も最初は紙に書いていきましたが、消したり、書いたりが段々めんどくさくなったので、エクセルに変えました。
ネット上には無料のクロスワード作成ツールもあるようですが、初心者の場合は、まず手作業で基本を理解することをオススメします。
スマホでは国語辞典アプリがあると便利で、単語選びの幅が広がりますよ。
パズル作成の基本ルール
クロスワードパズル作成には、いくつかの基本ルールがあります。
- 縦・横の言葉に形容詞は不可(たのしい・かなしい・うれしい等はNG)
- 最低でも2文字以上の単語
- 黒マスが連続して並ばない
その他に、黒マスの配置にも決まりがあって、パズル全体でシンメトリー(対称)になるように配置するのが基本。
ただし、5×5の小さなサイズの場合は、必ずしもシンメトリーにこだわる必要はないです。
作成時の重要なポイント5つ
私はいきなりハードな7×7にしたので途中断念した経緯があります。
初心者の方は、まず小さいマス目から始めることをオススメします。
私が作成したものは、冬号だったので、答えを冬に関連した言葉にしました。
誰でもが日常生活で使う言葉を中心に選ぶと、解きやすく親しみやすいものになります。
あまり専門的な用語や最新のカタカナ語は控えめにするのがコツです。
ヒントは具体的すぎず、かといって抽象的すぎず、程よい難しさに調整することが大切です。
例えば「鳥の名前」というヒントだけでは広すぎますし、「木をつつく鳥」では簡単すぎてしまいます。
縦のヒントと横のヒントの難易度が極端に違うと、解く楽しさが損なわれます。動物、食べ物、日用品など、様々なジャンルの言葉をバランスよく配置することで、解く人を飽きさせない工夫ができます。
初めての作成体験:試行錯誤の記録
最初につまずいた点
7×7マスでの作成に挑戦した際、最初の壁は単語の配置でした。
ひとつ置いた単語から展開させて他の単語を組み合わせていくのですが、マス目が増えるほど組み合わせの自由度が下がっていきます。
特に苦労したのは、すでに配置した文字に合わせて新しい単語を見つけること。
辞書を引いても適切な単語が見つからず、何度も書き直しを繰り返しました。
解く時は与えられた文字から単語を想像すればよいのですが、作る時は全体の整合性を保ちながら進めなければならず、その違いに戸惑いました。
単語選びと配置の工夫
最終的な単語がどうしても合わないため、7×7を断念し、5×5に変更。
5×5での新しい戦略として、マス目の左上に「あ」を配置し、そこから単語を展開していくことにしました。
また、「き」「か」「た」といった使用頻度の高い平仮名を意識的に配置することで、単語の組み合わせの可能性を広げ、さらに、情報誌への掲載を考慮し、季節を感じる言葉や、幅広い年齢層が親しみやすい日常的な単語を選びました。
例えば、「かさ(傘)」は縦の「か」始まり、横の「さ」始まり、両方の単語と組み合わせやすい利点があることがわかりました。
予想外の難しさと解決方法
最も予想外だったのは、パズルの完成間際での行き詰まりです。
あと少しで完成なのに…。う~ん、またもや行き詰まり…。
90%まで完成したところで、残りのマスにどうしても適切な単語が見つからないという状況に何度も陥りました。
この問題を解決するため、「部分的に作り直す」という方法を採用。
完成が近づいた段階で問題が起きた場合、その部分だけを白紙に戻し、別の単語の組み合わせを試すようにしました。これにより、全体をやり直すストレスを軽減できました。
完成までにかかった時間と労力
7×7に比べて5×5のパズル完成までは、実作業時間で約4時間ほどで完了。
ただし、その間に何度も中断して頭を休ませたり、別の視点から見直したりする時間も必要で、その時間は含んではいません。
特に最後の詰めの段階では、外出して外の風景や空気に触れ、心をリフレッシュすることで新しいアイデアが浮かぶこともあったため、「急がば回れ」とはこのことだなと実感しました。
パズル作成は想像以上に根気のいる作業でしたが、その分、完成時の達成感も大きいものでした。
「たかがクロスワード」と思っていた作業は、
実は「されどクロスワード」!
むずかしかったけれど、楽しかった~♪
試行錯誤の過程で、諦めずに挑戦し続けることの大切さを改めて学んだような気がします。
まとめ:これから挑戦する人へのアドバイス
初心者が陥りやすい失敗とその対策
初めてクロスワードパズルを作る際、よくある失敗は「最初から完璧を求めすぎる」ことです。
7×7に固執した私の経験からも、まずは小さなサイズから始めることをオススメします。
5×5なら、失敗しても修正が効きやすく、成功体験を得やすいですよ。
プロのパズルは美しく整然としていますが、初めは「解きやすさ」を優先し、徐々にデザイン性を高めていく方が良いです。
継続のコツと楽しみ方
パズル作りの面白さは、完成時の達成感だけでなく、作成過程での発見にもあります。
「この言葉とこの言葉が組み合わさるのか!」という気づきや、「もっとこうすれば面白くなるかも」というアイデアが生まれる瞬間が、続ける原動力になります。
シニアならではの知恵と経験を活かしたオリジナルパズルづくりは、脳の活性化だけでなく、新たな生きがいの発見にもつながるかもしれません。
皆さんも、頭の体操と思って、ぜひご自身のペースで挑戦してみてはいかがでしょうか。完成度よりも、まずは作る楽しさを味わってみませんか。